DX12 は圧縮空気駆動式フルードエバキュエ
ーターで、非爆発性フルードを効率的かつ簡
単に排出・補給することができます。
DX12 の部品を改造したり取り換えたりしな
いこと。
フルードは常に現地の安全規則にしたがって
取り扱ってください。 すべてのサービスは必
ず資格を有する専門の技術者が行なってくだ
さい。
DX12 には2本の吸込みチューブと1本の吸込
み/排出ホースが付属しています。
DX12 を溶剤、燃料、その他の爆発性フルードの排出に使用しないでください。 爆発や重大な人身事故を引き起こしかねませ
ん。 安全逃し弁の作動状態を定期的にチェックしてください。
廃液は現地の法規にしたがって廃棄してください。ブリーディング後は、必ず自動車メーカーの説明書にしたがってフルードレ
ベルとブレーキをチェックしてください。
DX12 が加圧状態のとき、すなわち圧力ゲージがプラス (+) を示しているときは、決して容器のカバーを外さないこと。 圧力ゲ
ージの値がレッドゾーンにあるときは決して装置を使用しないこと。 目詰まりを防止するため、カバー内の安全逃し弁を常に
汚れのない状態に保ってください。
フルードを扱うときは、塗装表面にこぼさないように常に注意を払ってください。フルードをこぼすと、塗装がひどく傷むおそ
れがあります。
後に再使用する種々のフルードを排出するためにDX12 を使用する場合は、各フルードの排出に先立ち、容器をていねいに洗浄
するか、またはクリーンな容器に取り換えてください。
決して酸電池をユニット内に保管しないでください。-酸電池を利用した場合は、ユニットを完全に清掃してください。
1
• 圧縮空気を接続する前に、操作ハン
ドルをニュートラルの位置にセット
してください。
• 圧縮空気 (5.5-12 bar) を接続し、吸込
み/排出ホースがカバーのクイックカ
ップリングにしっかり接続されてい
ることを確認してください。
DX12 は圧縮空気を "充填" することができ、これにより携帯使用が可能となります。
• 吸込み/排出ホースから吸込みチューブを外し、圧縮空気管を接続してください。
• 操作ハンドルを吸込み位置まで回し、圧力ゲージの値がグリーンゾーンになるまでその位置に保持してください。 それからハ
ンドルをニュートラル位置に戻して、圧縮空気管を外してください。 これで DX12 は携帯使用の用意ができました。
注意! ユニットを 一度の圧縮空気充填で携帯使用できる時間は、フルードの粘度と空気充填量によって異なります。
ホース接続,
吸込み/排出
操作
2
• なるべく直径の大きい吸込みチュー
ブを選んでください。 チューブを容
器に差し込み、操作ハンドルを吸込
み位置 (左)に回してフルードを吸い
上げてください。
注意! 操作ハンドルをニュートラルの位
置に合わせると、吸込みホースの内容
物は自動的に排出されます。
種類の異なるフルードは別々に扱
ってください。 異なるフルードを
混合して後に再使用すると、重大
な故障の原因となりかねません。
圧縮空気に接続しない携帯使用法
J
吸込み/排出用ホース
吸込み/排出用
回転操作ハンドル
圧力ゲージ
(‒) 真空
(+) 圧力
吸込みチューブ
• 操作ハンドルを排出位置(右)に回し
• フルードが吸込みチューブを通って排
圧縮空気ホースコネクター
ロックレバー
安全逃し弁
3
て、DX12 の内容を排出させてくださ
い。
出されていることを確かめてくださ
い。 排出所要時間は吸込みチューブ
の直径に左右されることに留意してく
ださい。
注意! ロックレバーを押さなければ操作ハ
ンドルを回すことはできません。
1/4" 汎用
接続部
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