THEVA
N°3-D
™
取扱説明書
設置場所 (図F.G.I.J)
このスピーカーは、 あらゆる種類の音楽やホームシアターのサウンドを最大限忠実に再現するように設計されてい
ます。 但し、 パフォーマンスを最適化し、 良好なバランスと忠実なサウンドイメージを保証するために、 下記の簡単な
ルールに沿ってご使用されることをお勧めします。
スピーカーをリスニングエリアとは対称的に配置してください。 理想的には、 リスニングエリアから正三角形ができ
るようにしてください。 設置場所の環境でそうすることが難しい場合は、 できる範囲内で正三角形になるように長さ
を調整して ください(図F)。
スピーカーは、 同じ高さに水平面に配置して ください。 理想的には、 ツイーターが通常のリスニングポイン トにてリス
ナーの耳と同じ高さにく るようにします(図G)。 スピーカーを部屋の角や壁際に近づけすぎないようにして ください。
このように配置してしまうと、 その部屋内で共鳴して、 低音レベルを人為的に増加させてしまう可能性があります。
一方、 低音レベルが不十分な場合、 スピーカーを壁に近づけてバランスを取ることができます(図J)。
ホームシアターを実現する場合、 図Iを参照して ください。 ( 図I)
注意点
Dolby Atmos®を設置する際、 天井からDolby Atmos®の音の反射を妨げる可能性のある障害物 (棚、 ランプなど) を
Theva N°3-Dスピーカーの上部から1mの高さまでに置かないようにして ください。
最適化(図H)
より優れた音をお楽しみいただくには以下の方法をお試し ください。
Aをウーファーの中心から最も近い床または壁までの距離、 Bを中間距離、 Cを最大距離(A < B < C)とすると、 B
が最適な位置配置となります。
•例:
ウーファーの中 心 が後 壁 から5 0 c m ( A ) 、 床 から6 0 c m ( B ) の場 合 、 理 想 的 な側 壁との間 隔 は 7 2 c mです。
[C = B
⁄ A = 72cm].
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使用方法
スピーカー動作は、 部屋の音響、 スピーカーの適切な配置場所、 およびリスナーの位置により変わります。
何度も改善していく ことで、 お客様が求める効果を得ることが可能です。
音場、 定位が不正確な場合:一つのスピーカーをもう一方のスピーカーに近づけるか、 リスニングポイントの方にス
ピーカーを向けて く ださい。
サウンドが硬く て強すぎる場合: 反響音である可能性があります。 反響を吸収または拡散させるための吸音材 (カー
ペッ ト、 ソファ、 壁掛け、 カーテンなど) と反射材 (家具) の使用を検討して ください。
サウンドが抑揚なく詰まる感じがする場合: 室内に吸音材が多すぎると、 音が詰まり、 抑揚がなくなります。 部屋の吸
音材と反射材の最適なバランスを見つけて ください。
一般的には、 サウンドが正しく広がるためにスピーカーの後ろに壁があることが好ましいです。 一方、 リスニングエ
リアの後壁は、 理想的には、 反射がステレオイメージを悪化させないように吸音材を使用することをお勧めします。
中音域 (周波数 「フラッターエコー」 の除去) の特定の周波数領域を励起しないように、 音波を拡散させるために、 家
具は、 側壁に配置して ください。
エイジング期間
Thevaスピーカーに使用されるスピーカーは、 その機能を最大限に生かして、 またお使いの環境温度および湿度条
件に適応するために、 一定の時間を必要とする複雑な機械です。 このエイジング期間の長さは、 それぞれの環境条
件に応じて異なり、 数週間に及ぶ場合もあります。 この期間の速度を早めるために、 約20時間連続してスピーカー
を動作させることを推奨します。 いったん スピーカーの特性が完全に安定すると、 Thevaスピーカーの機能を思う存
分お楽しみいただけます。
59
= AC
2