POWER/CLIP LED
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電気系統に電源が入ると緑色に点灯します (電源スイッチ (3) がオンのとき)。アンプのクリッピングが起きると赤色に点灯しま
す。
注意
本体ユニットを扱う前には必ず AC 電源を切ってください。保守作業はすべて資格のあるサービス担当者に依頼してくださ
い。
注: 本ユニットは吊り下げには適していません。
バックプレートのヒートシンクはかなり熱くなります。通風を保つため、ヒートシンクを覆ったりふさいだりしないでください。
PV
1015D の入力はパワーアンプの出力に接続しないでください。この入力は、ラインレベル強度信号からドライブするための
®
ものです。
マイクをシステムに接続するときは、マイクレベルをセットする間、スピーカー前面からマイクを離しておいてください。かなり大き
なフィードバックが起こります。フィードバック音が大きすぎるとシステムを損なう恐れがあります。
保護メタルグリルを取り外さないでください。
警告: PV 1015D は非常に効率が良く、パワフルです。このサウンドシステムは聴覚を損なう可能性があります。全体のラウド
ネスを最大にしてセットするときは十分注意してください。
PV 1015D のサウンドレベルは、出力として明確で鮮明なため、かえって正確に把握しにくいことがあります。歪みや明らかな
不具合がないために、サウンドレベルは実際よりもかなり低いように感じることがあります。このシステムの SPL は、スピーカーか
ら1 メートル離れて121 dB を超えます。
AC 電源を PV 1015D に接続
PV 1015D には6フィート(約1.8 m)の IEC 接続 AC 電源コードがあります。延長コードやケーブルタップをこのパワースピーカー
に使用する場合、質の良いもの、安全を保ち、PV 1015D の出力を最大にするのに十分な電流容量のものを選んでくださ
い。PV 1015D を接続したものと同じ延長コードに他のデバイスを接続しないでください。
信号を PV 1015D に接続
PV 1015D に信号を入力する方法はさまざまです。
入力ジャック (5) は、平衡ラインレベル入力を与え、1/4" フォンプラグ、標準シングルエンド (ティップ-スリーブ) プラグか平衡
TRS (リング-ティップ-スリーブ) タイプのプラグ、またはオス XLR プラグを使用できます。
本体がオンで、レベルが上がっているとき、ケーブルをジャックに接続しないでください。
標準シールドシングルエンド 1/4" フォンプラグのあるケーブルは有用で、入力ジャック (5) の平衡入力回路は一定の干渉を
防ぎますが、平衡 TRS 1/4" フォンプラグまたは XLR プラグのいずれかを使用した平衡ケーブルは、干渉除去とパフォーマン
スに優れます。干渉の問題が厄介なとき、PV 1015D 側の平衡ケーブルでシールドグランドをリフトすると有効な場合がありま
す。ケーブルの取り付け、取り外しの前あるいはグランドを変更する前には、入力の変化をよく確認し、必ずボリュームコントロ
ールを下げてください。
PV 1015D には質の良いケーブルを使用することをおすすめします。このようなケーブルは普通、シールド性が高く、良い材料
が使われており、長期的な信頼性も高いからです。通常、PV 1015D の入力側には緩みをもたせるのがいいでしょう。また、
転倒や PV 1015D システム入力からケーブルを引き外すのを防ぐため、ケーブルをテープで固定するか、ケーブルガードの下に
通すことをおすすめします。
レベルコントロールの調節
PV 1015D は、様々な用途で利便性を高めるため、レベルコントロール (6) を備えています。レベルコントロールを時計回りに
回し切ると、ゲインは最大、入力感度は定格フル出力で 0.650 V RMS になります。ミキサーから PV 1015D をドライブすると
き、レベルコントロールを3分の1かそれ以下のところにセットして入力感度を下げるとよい場合があります。これで PV 1015D は
一般的なパワーアンプの感度により近づきます。
ミキシングボードで出力信号のクリッピングが表示される場合、PV 1015D の出力はクリーンに十分消化されていません。PV
1015D に届く前の信号のクリッピングは最適な状態ではありません。PV 1015D のミキサー出力レベルを下げ、レベルコントロ
ールを上げます。
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