PV
2015D には質の良いケーブルを使用することをおすすめします。このようなケーブルは普通、シールド性が高く、良い材料
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が使われており、長期的な信頼性も高いからです。通常、PV 2015D の入力側には緩みをもたせるのがいいでしょう。また、
転倒や PV 2015D システム入力からケーブルを引き外すのを防ぐため、ケーブルをテープで固定するか、ケーブルガードの下に
通すことをおすすめします。
レベルコントロールの調節
PV 2015D は、様々な用途で利便性を高めるため、レベルコントロール (5) を備えています。レベルコントロールを時計回りに
回し切ると、ゲインは最大、入力感度は定格フル出力で 0.650 V RMS になります。ミキサーから PV 2015D をドライブすると
き、レベルコントロールを半分かそれ以下のところにセットして入力感度を下げるとよい場合があります。これで PV 2015D は
一般的なパワーアンプの感度により近づきます。
ミキシングボードで出力信号のクリッピングが表示される場合、PV 2015D の出力はクリーンに十分消化されていません。PV
2015D に届く前の信号のクリッピングは最適な状態ではありません。PV 2015D のミキサー出力レベルを下げ、レベルコントロ
ールを上げます。
PV 2015D のアンプは、DDT
と、DDT がオンであることを示す LED インジケータを備えています。音(のコンプレッション)が重
™
いと感じられる場合、このインジケータをチェックします。通常より赤く点滅する場合、ミキサーからのドライブレベル (または PV
2015D のレベルコントロール) を下げる必要があります。
はじめてサウンドシステムの電源を入れるときは、最初にアップストリームのエレクトロニクスをすべてオンにし、次に PV 2015D
を、そのレベルコントロールを反時計回りに (最後まで) 回し切ってオンにします。ミキサー出力レベルコントロールを下げ切った
状態でレベルチェックから始めます。ゆっくりレベルを上げ、PV 2015D レベルコントロールを目的の設定にします (はじめは3分
の1のところまでセットすることをおすすめします)。
PV 2015D にパワーサブウーファーを使用
パワーサブウーファーはクロスオーバーが可能なことが多く、ハイパスフィルタ信号 (低周波ロールオフ処理済み) を上のレンジ
のスピーカーに送ることができます。PV 118D Sub はそのようなサブウーファーです。PV 2015D をこの種のパワーサブウーファー
と使用するとき、最初に、ミキサーや信号ソースからパワーサブ入力へ信号を送り、"THRU/HPF" というラベルの付いたコンボ
ジャックから出力し、その信号を PV 2015D 入力ジャックに送ります。PV 118D Sub 側では、THRU/HPF というラベルの付いた
左端のボタンを押すと、ハイパスフィルタ (HPF) がオンになります。他のパワーサブウーファーの場合、ハイパスフィルタ機能が同
等なら、前記の説明と同様なメーカーの指示どおりにサブウーファーに対して信号を送受信します。
トラブルシューティング
出力がない
最初に、本体ユニットに AC 電源が来ていてオンになっているか確認します。電源/クリップ LED (8) が緑色に点灯しているか
確認します。緑色に点灯していない場合、オン/オフスイッチ (3) がオン位置か確認し、IEC 電源コード (2) がしっかり安定し
て接続されているか確認します。AC 電源コードが AC コンセントに差し込まれているか確認します。最後にヒューズ (2a) をチ
ェックします。(安全上の注意については「リアパネル: ヒューズ」のセクションをご覧ください。)
ユニットにAC 電源が来ていることを確認した後、PV 2015D に信号が来ているか確認します。入力につながるケーブルを一
時的に外し、信号を再生できる他のデバイス (パワーアンプやスピーカー) に接続します。これで信号が再生される場合、使
用されているすべてのボリュームコントロールが満足のいくレベルまで上がっている (3分の1ないし2分の1) か確認します。
PV 2015D に直射日光や過剰な熱の影響を受けている場合、内部のサーマルプロテクトが起動していることも考えられま
す。その場合、電源/クリップ LED が赤色に点灯します。そうなら、PV
2015D の電源を切り、温度が下がるまでしばらく放置
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します。
それでも出力がない場合は Peavey
ディーラーまたはPeavey サービスセンターまでお問い合わせください。
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ハム、ノイズ
PV 2015D にハムあるいはノイズがある場合、これは AC コンセントに関係します。PV 2015D を別の AC コンセントに接続して
みます。ミキサーや PV 2015D に別の AC 電源回路 (ブレーカー) を使用する場合、ハムの問題が起こることもあります。
信号を PV 2015D エンクロージャの入力に送るためシールドケーブルが使われていることを確認します。シールドケーブルでは
なく、1/4" プラグのスピーカーケーブルを使用する場合、これはハムやノイズの原因になります。
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