通電しているケーブルと接触すると、 本体の金属部分にも電圧がかか
り、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 作業の実施に伴いネジが隠れている電線に接触する可能性がある場合
は、 本体を絶縁されたグリップ面で保持するようにしてください。
ネジが通電しているケーブルと接触すると、 本体の金属部分にも電
圧がかかり、 感電の危険があります。
b) 本体を支えるときは、必ず両手でグリップを持ってください。 グリップ
は乾いた清潔な状態に保ち、オイルやグリスを付着しないでください。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡りを良くするように
心がけてください。
d) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電源は必ず作業場で
入れてください。 回転部分、 特に回転している先端工具は負傷の原
因となります。
e) 本体を保管および搬送する際は、 スイッチオンロックを作動させてく
ださい (正逆回転スイッチを中立の位置にします) 。
f)
本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていま
せん。
g) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてください。
h) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属などの母材から生じた粉じ
んは、 健康を害する恐れがあります。 作業者や近くにいる人々が粉じ
んに触れたり吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾患を
起こす可能性があります。 カシやブナ材などの特定の粉じんは、 特
に木材処理用の添加剤 (クロム塩酸、 木材保護剤) が使用されてい
る場合、 発ガン性があるとされています。 アスベストが含まれる母材
は、 必ず専門家が処理を行うようにしてください。 できるだけ集じ
ん装置を使用してください。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に
適したヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じん機を使用してく
ださい。 作業場の換気に十分配慮してください。 フィルタークラス
P2 の防じんマスクの着用をお勧めします。 処理する母材について、
各国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.3.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時は、 クランプある
いは万力を使用してください。 この方が手で押さえるよりも確実であ
り、 本体を両手で自由に操作することができます。
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し、 チャック内にしっかり
と固定されていることを確認してください。
Printed: 30.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5174912 / 000 / 01
Printed: 30.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5174912 / 000 / 02
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