AIRFRAME PRO
ユーザーマニュアル
このマニュアルでは、 最適なヘルメッ トの選び方、 正しい着用方法、 お手入れ方法、 交換時期について説
明しています。 これらの手順に従わないと、 重傷事故や死亡事故のリスクが高くなる可能性があります
ヘルメッ トの保護性能を最大化するために、 走行時は常にヘルメッ トを着用し、 誤って破損しないように
ヘルメッ トは慎重に扱ってください。 ヘルメッ トを装着しているからといって危険な運転をしないでくだ
さい。
所有者による権利放棄および免責
事故に遭った場合やバイクから投げ出された場合に、 個人用保護具であらゆる負傷を完全に防ぐこと
はできません。 事故に遭った場合やバイクから投げ出された場合に、 あらゆる衝撃や擦り傷を完全に
防ぐことはできません。 バイクでの走行は、 本質的に危険を伴うものであり、 本器具を着用した場合で
も、 負傷や死亡を防げるわけではありません。 低速での事故であっても、 重大な負傷や死亡事故につな
がる可能性があります。 本ヘルメッ トの使用にあたり、 使用者は負傷や死亡の原因となり得る活動に伴
うリスクに対して責任を負うものとします。 本器具の使用により、 使用者は Icon® Motosports, Lemans
Corporation および J-TECH Corp に対して、 自身の死亡または負傷に対する一切の請求を放棄するもの
とし、 Icon Motosports 製品の使用中に発生した負傷または死亡に起因するいかなる請求についても、
一切の訴訟を起こさないことを約束するものとします
仰角
リアが高く、 クリップオンが低い現代のライディングポジションにより、 最新のスーパースポーツである
バイクのライディングスタイルは大幅に変化しています。 ポジションがコンパク トになったことで、 視界と
安定性を確保するためにライダーのヘッドポジションの角度が大きくなっています。 この変化を考慮し
て、 Icon® は AIRFRAME PRO ヘルメッ トを開発しました。
この唯一の設計ポイントに集中し、 従来のネックラインを削ってジャケッ トやスーツとの干渉を防ぐこと
でドラッグと重量を減らすことに成功しました。 このアグレッシブな形状によって、 視野角を向上させ、 完
全に伏せたライディング姿勢でのエアロダイナミクスを改善しました。
シェル高を大幅に低く し、 航空宇宙規格のカーボンファイバーや FRP を素材として採用することで、 サー
キッ ト公認の ECE 認定を取得しています。 精密なアセンブリで体積を減らすことで、 Icon® は超軽量で最
高のフィッ ト感が得られるヘルメッ トを作り上げました。
内装についても、 従来の 3 ピースライナーをアップグレードして 5 ピースライナーとし、 頭部の形状に合
わせてさらにフィッ ト感を高めることができます。 頭頂部、 側面、 前部、 後部のパッドコンポーネントによ
り、 1 つのシェルで 27 通りのパッ ドコンビネーションが可能です。 これは AIRFRAME PRO の競合製品の
2 倍です。
外装と内装ともに、 Icon® AIRFRAME PRO は仰角に合わせて最適化されています。
推奨される交換時期
ほとんどのヘルメッ トメーカーのコンセンサスとして 5 年ごとの交換が推奨されています。 接着剤や樹
脂など、 ヘルメッ トに使用されている素材が年月の経過によってライナー素材に影響を及ぼす場合があ
ります。 ヘアオイル、 汗などの体液、 化粧品、 および通常の摩損によっても、 ヘルメッ トのライナーの性能
は低下します。
また、 クリーナー、 ペイント、 燃料のような一般的な物質に含まれている石油生成物によっても、 多くのヘ
ルメッ トの構造で使用されている素材に化学変化が生じて、 性能が低下するおそれがあります。 これまで
の経験では、 ヘルメッ トの基準は 5 年ごとに改定されています。 このことと、 素材、 設計、 および製造方法
の進歩を考慮すると、 長く ても 5 年ごとに交換することをお勧めします。
安全のための警告
バイクでの走行には、 危険が伴います。 想定される衝撃から着用者を完全に保護できるヘルメッ トはあ
りません。 走行時には、 ヘルメッ ト、 保護ゴーグル、 防護ウェア、 グローブ、 およびブーツを常時着用してく
ださい。 このマニュアルで説明するヘルメッ トを着用したとしても、 重大な負傷や死亡事故を回避できる
という保証はありません。 バイクでの走行寺には、 すべてのリスクを避けるためのあらゆる予防措置を講
じてください。 このヘルメッ トは難燃製品としての使用を意図しておらず、 難燃性素材も一切使用してい
ません。 Icon® の製品は、 正しく フィッ トした状態で着用してください。 正しく着用していないと、 バイクの
操作性を損なうおそれがあります。
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ヘルメット