13 全般的な水槽のメンテナンス作業
レッドシーマックス内の生物が長期にわたって良好で健康な状態であり続
けるかどうかはあなたの管理に委ねられています。適切な計画を立てるこ
とにより、水槽の管理がし易くなり、迅速に実行することができます。
そうすることで、自分の水槽を楽しむという本来の目的に費やす時間を
より多く持てるようになります。水槽のケアは、定期的、論理的なパタ
ーンに沿って行う必要があります。ここでは、機器のチェック、給餌、水
質テストおよび調整といった作業を毎日、毎週、毎月行う手順に分割し
説明します。
体系的なチェックリストの作成、実施した作業の記録は役に立ちます。
作業記録は複雑なものを作成する必要はありませんが、以下の項目を記録
すると良いでしょう。
水槽の水質-p H 、塩分濃度、温度など
•
水槽と個々の生物の全般的な様子
•
器材の変更-蛍光管やヒーターを交換した日付など
•
カーボンや他のフィルター材の交換
•
それぞれの生物の固有情報-水槽に入れた日付、移動や除去、おおよ
•
そのサイズ、ストレスや病気の兆候など
水位
自動給水装置の水位をチェックを毎日行い、蒸発した分の水を補給して
ください。
水槽内の水位が高すぎる場合はサーフェススキマーが詰まっていないか
をお確かめください。
サーフェススキマー
適正な水の循環を維持するため、また本水槽とリアサンプ間の適正な水位
差を安定させるため、少なくとも1週間に1度はサーフェススキマーのスリ
ット部分を取り外し、きれいに清掃して下さい。定期的にスリットを弱酸
性の液体(酢やクエン酸)に浸し、石灰藻や炭酸カルシウムの付着物を取
り除いてください。
プロテインスキマー
コレクションカップの泡の状態をチェックし、スキマーアジャスターまた
はエアー量を調整して安定したドライな泡を維持してください。コレクシ
ョンカップの汚水を捨て、ネック部分をきれいに洗浄してください。
ポンプ
循環ポンプが正常に作動しているか、また、吐出ノズルが正しい方向に向
いているかをチェックしてください。流量が弱くなったと感じた場合は、
ポンプと吐出ノズルの両方に詰まり(巻貝、カニ、活性炭の破片など)が
無いかをチェックしてください。
スキマーと循環ポンプの適正な機能を維持するために、定期的な清掃を行
ってください。
注意:カルシウムとアルカリ度の高い水槽では、より頻繁なメンテナ
ンスが必要です。
ポンプの清掃方法:
スイッチボックスのポンプのスイッチを切り、電源ケーブルを抜いて
•
ください。
インペラーカバーを外し、インペラーを取り出します。
•
インペラーやカバーなど全てのパーツを清掃し、モーターのインペラ
•
ーチャンバー(インペラーが収まっていた場所)を柔らかい布で拭き
取るか軽くブラッシングします。炭酸カルシウムの固着物を取り除く
ために、パーツを弱酸性の溶液(酢やクエン酸)に浸します。
全てのパーツを水洗いし、組み立て直して水槽に戻します。全てが完
•
了したら、電源プラグをソケットに差し込みます。
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