通常の使用方法時には、 Yケーブルブリッジ (ケーブルシュー1個とバナナプラグ2個) を使用してスピーカー
端子を接続してください (図2a ~ d参照) 。
バイワイヤリングおよびバイアンプ接続を行なう場合には、 他のケーブルブリッジ (ケーブルシュー1個とバ
ナナプラグ1個) を使用してください (図2e ~ l 参照) 。
ト リ ワ イ ヤ リ ン グ お よ び ト リ ア ン プ 接 続 時 に は ブ リ ッ ジ を 使 用 し な い で く だ さ
い。 アンプへの接続方法は図2m ~ tを参照してください。
HECO THE NEW STATEMENT スピーカーの接続に関する一般的なご注意
警告 : THE NEW STATEMENTスピーカーの端子部にはHifiアンプのスピーカー出力のみを接続してく ださ
い。
スピーカーを接続するためには、 専門店でお買い求めになれる特別なスピーカーコードが必要です。 音質
が落ちないように、 長さが3メートルまでのコードは、 断面が最低 2.5 mm²、 それ以上の場合は直径が最低
4 mm² のコードを用いることをお勧めします。
アンプやレシーバーは、 すべての接続作業が終了するまで、 スイッチを切っておいてください。 正確なコー
ドの長さを測ることができるように、 スピーカーは予定された位置に配置しておきます。 両方のチャンネル
に使用するコードは、 どちらも同じ長さにしてください。
コードを接続する時は、 必ず位相に応じた接続をするよう、 気をつけてください。 つまり、 スピーカーの黒い
端子 (-) は、 アンプの (-) 端子と、 それからスピーカーの赤い端子 (+) は、 アンプの (+) 端子と接続してい
なければなりません。 市販のスピーカー ・ コードですと、 位相に応じた接続が間違いなく行えるよう、 コード
の内部が波型の起伏になっているか、 色違いのストライプで印がついています。
THE NEW STATEMENT の端子部は3本ケーブル構成用に設定されています:
バナナプラグを使用した接続(図 3a)
スペードラグを使用した接続(図 3b)
工場出荷設定なし(図 3c)
工場出荷設定のおこなわれていないケーブルは先端を約10~15 mm 絶縁してください。 先端は、 錫メッキ
するよりはねじって端子に入れたほうがよく、 それをネジで固定します。
コードがしっかり繋がれているか、 また突き出た導線などでショートしていないかどうか、 よく確かめてくだ
さい。 この二つの事項は、 アンプに重大な損傷を与える原因となることがありますので、 ご注意ください。
お手入れ
塗装面の掃除には、 刺激の弱い家庭用洗剤のご使用をお勧めします。 家具用艶出しクリーナー等はご使用
にならないで下さい。
修理を必要と しないためのア ドバイス
HECOのスピーカーはすべて、 トーンコントロールが中央のポジションに設定されている時、 つまりアンプの
リニア再生状態の場合には、 最良の音質が出るように調整されています。 トーンコントロールのつまみを大
きく回すと、 低音および/または高温にかかるエネルギーが増加して、 ボリュームが高い場合にはスピーカ
ーが損傷することがあります。
ボックスの使用負荷よりもずっと高い出力パワーが出せるアンプをお持ちの場合は、 音量を無理に上げる
と、 非常にまれではありますが、 スピーカーが損傷する場合があります。
しかし、 出力パワーがもっと弱いアンプの場合ですと、 強力なアンプよりもずっと早くボリュームが上がるの
で、 中程度の音量でもボックスを損傷する恐れがあります。 このようなボリュームの上げ過ぎは明らかに測
定可能で耳に聞き取れるひずみを起こし、 スピーカーにとって致命的です。
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