トラブルシューティング
ダイナミックBMS:
本製品は、内部のリチウムイオンセルを監視し、故障が発生した場合に接続を切断するダイナミックバッテリー管理シス
テム(BMS)を活用しています。BMSは、過充電、過放電、過電流、短絡、過高温、過低温といった故障状態からバッ
テリーを保護します。また、BMSには、個々のセル間の電圧バランスを維持するためのセルバランシング機能が含まれて
おり、バッテリーの性能を最適に保ちます。BMSにより、ユーザーが介入することなく、故障状態から自動的に復帰しま
す。
極端に温度が低い場合、最初はバッテリーが電力を供給するのに時間がかかる場合があります。このような場合は、機器
を再起動するか、軽負荷の電気機器をバッテリーに接続してください。再起動を繰り返すことで、リチウムセルが自己発
熱し、十分な電力を供給できるようになります。リチウムセルを保護するために、BMSは14.0°F(-10°C)未満での充電を
許可しません。バッテリーの温度が14.0°F(-10°C)以上に達すると、充電が可能になります。
リチウムセルを保護するために、BMSは、バッテリーの温度が140°F(60°C)以上の場合に充電または放電を許可しませ
ん。このような状況は、周囲の温度が高い状態で起動を繰り返したり、高電流を長時間放電したりすることで、バッテリ
ーが自己発熱する場合に発生する可能性があります。バッテリーの温度が下がると、BMSは充電と放電を許可します。
保護
復帰プロセス
過充電
外部負荷が加えられたとき、または充電器が取り外され、電圧が許容範囲内に戻ったときに復帰します。
過放電
充電器が適用されたとき、または負荷が取り除かれ、電圧が許容範囲内に戻ったときに復帰します。
過電流
外部負荷が取り除かれたときに復帰します。
短絡
外部負荷が取り除かれたときに復帰します。
過高温
動作温度範囲内に戻ったときに復帰します。
過低温
動作温度範囲内に戻ったときに復帰します。
JA