壁掛け式スピーカー: 棚型スピーカーをご使用の場合にも横および後ろの壁や物体から10cm以上 の距
離を確保し、高音用スピーカーが耳の高さに来るように置いてください。
スパイク (スタンドスピーカー): スピーカーを設置の時には、一緒に包装されており ますスパイクを
使用してください。これにより、スピーカーは床の敷物に直接触れることがないので、好ましくない
共鳴が起きるのを防ぐことができます。スタンド式ボックスの場合には金属製スパイクまたは硬ゴム
製スパイクをご使用になれます。各スパイクはボックス下部のねじスリーブ内にねじ込みます。
HECO AURORAをフロントあるいはリア・スピーカーとしてご使用の場合
フロント・スピーカーは、右と左にテレビからできるだけ同じ距離を置いて、耳の高さに取り付けて
ください。リア(後部)・スピーカーの場合は、聞く位置の横か、できればその後ろに右と左に、耳
の高さか、あるいはそれよりやや高く、取り付けます。(図 4)
HECO AURORA 1000, 900 AM, 700, 300
のバイ・ワイヤリングとバイ・アンピング
バイ・ワイヤリング(2配線)とは、高域・低域周波数が独立してわかれている配線を通して、伝送
されることです。バイ・アンピング法(2増幅)では、2つ目の配線とは別に、当然のことながら2つ
目の末端アンプも追加して必要となります。主にバイ・アンピング法では、再生性能を高めることが
可能です。
各AURORAスピーカーは、特殊な接続端子によって、従来の配線・増幅方法に加え、バイ・ワイヤリ
ングやバイ・アンピングも行えるようにつくられています。4つのねじ込み接続は、すぐ見分けがつ
くようになっています。上部の2つは高音用スピーカーに、下部の2つは低音用スピーカーに、繋ぎ
ます。プラス端子およびマイナス端子は出荷時に金属製ブリッジで橋絡されていますので、バイワイ
ヤリング接続およびバイアンプ接続の場合にはこれらを取り除いてください。スピーカーの正しい接
続方法については、図5a(従来の方法)、図5b(バイ・ワイヤリング)、図5c(バイ・アンピング
法)をご覧ください。
HECO AURORA CENTER 300
センタースピーカー、AURORA CENTER 30 は、その他のAURORAモデルと外観も音響もぴったり合
う よう、つくられています。このスピーカーは、テレビのすぐ上か下に置いてください。その他につ
いては、前章の一般注意事項をご覧ください。
HECO AURORA 900 AM
ドルビーATMOS ® について: ドルビーATMOS® は、映画館やホームシアター向けの新しいサウンド規格
です。Atmosは、初めて音響空間の高域チャンネルの形で第 3 の次元をもたらします。この高域チャンネ
ルは、AURORA 900 AM などの別の追加スピーカーによって 、またはフロントおよびリアスピーカーに統
合された追加スピーカー経由で放射されます。均一で人間の聴覚では捕えられない高い音場の分布で、追加
のスピーカーは部屋の天井の方向に音を放射します。この音の反射がリスナーに達するので、3次元音場の
印象を受けるのです。
その代わりに高域チャンネルの放射には、壁面または天井取り付けスピーカーの使用が可能です。しかしこ
れには、取り付けおよび配線のために相当よけいに費用がかさむことになります。したがってAtmos認定の
追加スピーカーは、既存のマルチチャンネルスピーカーをAtmos チャネルの周りに展開する、シンプルで
実用的なオプションなのです。
真のドルビーAtmos体験のためには、ソース材料 (ブルーレイなど) と同様にエレクトロニクス (AV 受信機
など) でもドルビーAtmosサウンド規格をマスターする必要があることに注意して下さい。
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