2. ENTERキーを押すとバッテリータイプが点滅します。BATT TYPEキーを使用して、充電するバッ
テリーに対応する種別をNiCd(ニカド)、NiMH(ニッケル水素)、LiPo(リポ)、LiFe(リフェ)から選
択します。
3. ENTERキーを押すとセル数が点滅します。「+」あるいは「-」キーを使用してセル数を設定
します。NiCd/NiMHの場合は1から16、LiPo/LiFeの場合は1から6の値で設定します。
4. ENTERキーを押すとバッテリー容量が点滅します。「+」あるいは「-」キーを使用してバッ
テリーの容量(200~9900mAh)を設定します。安全のため、NiCdおよびNiMHバッテリーの場合は充
電容量がここで設定したバッテリー容量に達すると100%満充電かどうかに関わらず充電を終了し
ます。
5. ENTERキーを押すと充電電流が点滅(初期状態では1C)します。「+」あるいは「-」キーを
使用して充電電流を設定します。1~10セルのNiCd/NiMHおよび1S~4SのLiPo/LiFeの場合は0.2
~10A、11~16セルのNiCd/NiMHおよび5S~6SのLiPo/LiFeの場合は0.2~5Aの範囲の値を設定可能
です。
6. ENTERキーを押すと、選択したバッテリータイプによりデルタピーク設定あるいはバランシン
グ設定が点滅します。「+」あるいは「-」キーを使用してデルタピーク値(セルあたり1~20mV)
の設定(NiMHおよびNiCdバッテリーのみ)、あるいはバランシング充電のON/OFFの設定(LiPoおよび
LiFeバッテリーのみ)を行ってください。
7. ENTERキーをもう一度押すと設定が完了します。
充電電流
充電電流はバッテリー容量設定に合わせて自動的に変化します。充電電流を大きくすると充電が
速く進みますがバッテリーの温度が上がりダメージを与える恐れがあります。十分に経験のある
場合のみこの設定を変更してください。
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デルタピーク設定
充電中、NiMHおよびNiMHバッテリーの電圧はバッテリーが満充電になるまで上昇します。バッテ
リーが満充電になるとバッテリーの電圧が降下を始めます。デルタピーク検出機能により電圧
の降下が検出され、その値があらかじめ設定したデルタピーク設定値に達すると充電を終了し
ます。セルの性能を最大限に引き出すためには通常ある程度の過充電が必要とされます。高い
デルタピーク設定値ではより過充電が進み、低い値ではあまり進みません。一般的にNiCdバッテ
リーでは高い設定値(セルあたり10mV~20mV)が必要で、NiMHバッテリーでは低い値(セルあたり
1mV~10mV)が必要とされます。デルタピークの誤検出(充電の早期終了)をしない範囲でできるだ
け低い値を設定することを推奨します。また、この設定はバッテリーの品質や使用期間、損耗度
により大きく影響を受けます。
バランシング
バランシングによりLiPoおよびLiFeバッテリーの全てのセルが平均化されます。バランシングに
よりバッテリーの充電状態、性能、安全性を最大限に高めることが可能となります。セル間の電
圧差が大きい場合、バランシングに掛かる時間は長くなります。
バランシングをONにする場合はバランシングコネクターを接続する必要があります。バランシン
グをOFFにする場合は接続する必要はありません。充電器には2つの2mmバランシングポートおよび
バランシングボードを接続するためのポートが装備されています。バランシングコネクターには
いくつかの種類があり、適切なバランシングボードあるいは変換ハーネスを使用する必要があり
ます。
バランシングを使用しない場合のリスクと不利益を良く理解した上でバランス機能をOFFにして
ください。
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