4) 低音出力に注目しながら0°から180°の間でトグルを切り替える。
フェイズスイッチの最適設定は、低音出力を最大限に感じられる場所です。
5.2 音量調整
サブウーファーの背面にある音量コントロールを時計回りまたは反時計回り
に回すことで、音量を上げ下げすることができます。
音量は、低音がお手持ちのメインスピーカーのレベルに合うように調整して
ください。
サウンド全体に貢献し、決して強くなりすぎないサブウーファーの良さがよ
く分かるはずです。サブウーファーが曲やサウンドトラックに存在する的確
な量の低音を、多すぎることも少なすぎることもなく再生できるよう、低音
はタイトかつ正確でなければなりません。DALI SUB C-8 Dをサラウンドサウ
ンドシステムに組み込む場合は、サブウーファーでは固定レベルを選択し、
サラウンドアンプ/レシーバーの設定機能を使ってサブウーファーの出力を
調整することをお勧めします。
低音の設定レベルが高すぎると、歪んだサウンドによりリスニングエクスペ
リエンスの質が下がってしまいます。設置位置を壁の近くにするか、さらに
効果的な部屋の角にすることで、低音レベルを上げることができることを覚
えておいてください(「3.0 位置調整」の章を参照)。
5.3 クロスオーバー周波数調整
位相と音量レベルを設定したら、メインスピーカーとDALI SUB C-8 Dの間の周
波数の重なりを調整する必要があります。
5.3.1 ライン出力を使用する
サブウーファーのクロスオーバー周波数は、ライン入力を使用している場合
にのみ調整できます。
サブウーファーの背面にあるクロスオーバーコントロールを、低音が脱落な
く均一に聞こえるようになるまで上げてください(周波数帯域40~120Hz)
。一般的にスピーカーが小さいほど高いクロスオーバーポイントが必要にな
り、スピーカーが大きいほど低いクロスオーバーポイントを受容します。た
とえばDALI SUB C-8 DをDALI SPEKTOR 2と一緒に使用する場合には、クロスオ
ーバーポイントを約90Hzにすることをお勧めします。
クロスオーバー周波数の調整後に、音量を再調整してパフォーマンスを最適
化しなければならない場合もあります。
5.3.2 LFE入力を使用する
DALI SUB C-8 DをDALI SPEKTOR 2のような小さめのスピーカーに接続する場
合は、クロスオーバーポイントを約90 Hzにすることをお勧めします。これは
お手持ちのアンプのメニューシステムで入力しなければなりません。AVレシ
ーバーメニューでフロントスピーカーの種類を選択する際に「小型」と設定
入力する必要がある場合もあります。
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