25. 縫いにおける現象と原因・対策
現象
1. 糸切れ
( 糸がほつれ、またはす
り切れる )
( 布裏に上糸が 2 〜 3
cm 残っている )
2. 目飛び
3. 糸締まり不良
4. 切断と同時に針から糸が
抜ける。
5. 縫い始めに針から糸が抜
ける。
6. 糸切りの切れ味不良
7. 切断されずに糸が残って
いる。
8. 糸切り後の縫い始めで目
飛びする。
原因
1 糸道、針先、釜剣先、針板の中釜止
め溝にきずがある。
2 上糸張力が強い。
3 針と釜剣先が当たる。
4 釜部の油量が少ない。
5 上糸張力が弱い。
6 糸取りばねが強く、 動き量が小さい。
7 針と釜のタイミングが早い。
または遅い。
1 針と釜のタイミングが早い。
または遅い。
2 押え圧が弱い。
3 針穴上端と釜剣先のすき間が合って
いない。
4 針と釜剣先のすき間が大きい。
5 針の選択不良。
1 ボビンケースの糸調子ばねに下糸が
入っていない。
2 糸道仕上げが悪い。
3 ボビンの滑りが悪い。
4 下糸張力が弱い。
5 下糸の巻き方が強い。
6 針先がつぶれている。
1 第1糸調子の張力が強い。
2 滑りにくい糸を使用している。
1 第1糸調子の張力が強い。
2 下糸張力が弱い。
1 糸切りタイミングが合っていない。
2 刃部がつぶれている。
3 メス圧が弱い。
1 回転メスの位置が合っていない。
2 糸切りタイミングが合っていない。
1 下糸残り長さが短い。
対策
○ 釜剣先のきずは、細目の紙やすりで
研ぐ。
針板の中釜止め溝はバフで仕上げる。
○ 上糸張力を弱くする。
○ 「18. 針と釜の関係」参照。
○ 適正油量にする。 「6. 給油」参照。
○ 上糸張力を強くする。
○ 糸取りばねを弱く、動き量を大きく
する。
○ 「18. 針と釜の関係」参照。
○ 「18. 針と釜の関係」参照。
○ 押え調節ねじを締める。
○ 「18. 針と釜の関係」参照。
○ 「18. 針と釜の関係」参照。
○ 1 ランク太番手の針に交換する。
○ 「8. 下糸の通し方」参照。
○ 目の細かい紙やすりで研ぐ。
またはバフで仕上げる。
○ ボビンの交換、または釜の交換。
○ 下糸張力を強くする。
○ 下糸巻きの張力を弱くする。
○ 針の交換。
○ 第 1 糸調子の張力を弱くする。
○ 上糸の通し回数を減らす。
○ 第 1 糸調子の張力を弱くする。
○ 下糸張力を強くする。
○ 「19. 糸切りの調整」参照。
○ 回転メス、固定メスを交換。
または修正する。
○ 「19. 糸切りの調整」参照。
○ 「19. 糸切りの調整」参照。
○ 「19. 糸切りの調整」参照。
○ 下糸張力を弱くする。
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